今回潜入する組織に、私の兄が居る可能性を上司に伝えられる。
数年前に私の前から姿を消した兄を、私はいつも探していた。
この上司の粘着質な気質と視線は、私の最も嫌いなものの一つだ。
しかし、彼の情報は常に確かだった。
逸る気持ちを抑え、手早く見張りを倒し潜入を果たす亜衣。
しかし情報が漏れていたのか、厳しい警戒により発見され、
背後からの奇襲により捕まってしまった。
「くっくっく。凄腕捜査官もこうなってしまっては形無しですねぇ。
こうまで上手く行くとは思ってませんでしたよ」
「どういうこと!?」
「今回の取引は、全てあなたを捕らえるために準備されたガセ情報だったんですよ」
ガセ情報?私の上司は人間的には腐った奴だが、
仕事でミスをしたことは一度もない。
だからこそ、あんな人格でもあの地位に居続けることが出来ているのだ。
だが、そんなことを考える余裕もなく、突如押さえつけられ
見知らぬ薬を投与されてしまう。
「なんなよのよ、これはっ」
「ご想像にお任せしますよ、ふふふ」
おかしい。鼓動が早くなり、身体が熱くなる。
胸を触られただけで、身体中に電流が走る。
「やめろっ、触るな」
「だらしないですねぇ、捜査官さん」
どんどん身体の自由が利かなくなってくる。
まずい、このままじゃ…。
「今、身体を弄って欲しくてたまらないんだろ?」
「っ…」
違う、そんなことはない。
「子宮が疼いてしょうがない」
「黙れ、下衆が」
「マンコからだらしない液がだらだらと流れてる」
うるさい!卑猥なことをブツブツと呟くな変態め。
熱い、熱い、熱い。
身体が悲鳴を上げる。
このままじゃ頭がおかしくなる。
「弄ってやるから脱げよ」
「…そんなこと、するもんか」
「いつまでそんな強気がもつかなぁ」
薬の影響さえなければ、あの卑猥な顔面をぐしゃぐしゃにしてやるのに。
「誰でもいいから弄って欲しい。
何でもいいから突っ込んで欲しい。
正直になれよ。そうなんだろう?」
男の手に誘導され、ファスナーに私の手がかかり、手が勝手におりていく。
「っぅあはっ!!」
男の手が素肌に触れ、火傷したかのような熱さに身体が仰け反る。
「もっと触って欲しい。もっと辱められたい。
犯して欲しい。男に屈服したい。そうなんだろう?」
「っひぃ、触る、なぁっ…」
「本当に?」
だめ、触らないで、これ以上は、もう。
「当たり前、でしょ…っ」
「じゃぁやめましょう」
ひとしきり私の身体を蹂躙してから、男達の手が離れていく。
「一生そこで這いずり回ってるといいでしょう」
そんなっ。熱い、身体が…熱くて…。
「だらしねぇツラだなぁ。乳首そんなおっ立ててよ。
弄って欲しくてしょうがねぇんだろ?
弄ってくださいって言ってみろよ。それとも自分でオナニーするのか?」
「……っ」
嫌だ、こんなやつに。そんなの…どっちも、絶対、なのに。
「さすがだねぇ女捜査官さん。
君みたいに訓練された女を屈服させるのが、私の趣味なんだよ」
なんなの、火照りが、熱い、イヤだ、収まってくれない、なんでぇ。
「無様な格好ですねぇ」
とうとう堪えきれずに自分の身体に手を伸ばす私。
それを阻む男の手。
「何でもしますからイかせてください、だ。言ってみろ」
爪の先で軽く引っかくように、微かな刺激を与えては止め、
それをひたすらに繰り返される。
「ぁ……ぃ…………い…」
「して欲しいなら、どうすればいいかわかるな?」
突き出される肉棒。
私、私は、こんなものに……負けたりしないっ。
「さすが優秀な捜査官様だ。あの強力な薬にここまで耐えられるとはな」