気付くと牢屋の中だった。薬に侵された身体が疼く。
脱出を目論む私の前に、見張りの交代がやってきた。
それは何と。仲間のサスケだった。
私は彼に助けられ、敵のアジトから脱出することが出来た。
基地に戻った私に、彼は秘宝が偽者であったことを告げる。
薬を洗い流すも身体の火照りが収まらない私は、次の捜索で足手まといになる。
私は囮として敵の目をひきつける役を買ってでた。
囮の私にまんまと敵が引っかかった。
薬の影響は多少残ってはいるが、今度こそ負けはしない。
「また犯されたくて一人で来たんだろう？
次は休まずに犯して二度と逆らえないようにしてやる」
そんな怪人を一撃の下に切り捨てる。
薬の影響が残る体で長期戦は禁物だ。
一気に畳み掛け、必殺技で葬り去る。
分身の術を使う残り一人に取り囲まれるが、
心の目で敵の本体を見抜き、撃破。
安堵の溜め息をついた私の前に、突如として現れる敵の首領、幻魔斎。
決死の想いで立ち向かうが、
薬の影響で肉体の限界に近づいていた私は負けてしまう。
「っ･･････殺せ」
「殺せ？そんな勿体ないことするわけがないだろう」
「どうした。随分気持ち良さそうじゃな。抵抗せんのか？」
私にこいつを跳ね除ける力はもう残ってない。
このまま好き勝手されるくらいなら･･････。
「私はお前のオモチャになんかならない！」
そう言い捨て、舌を噛んで自決しようとした私に術をかける幻魔斎。
どうして、途端に顎に力を入れることが出来なくなる。
「お主にもう自由なんか無いんじゃよ」
そんなことはない。今は耐えてチャンスを伺い、必ず逆襲してやる。
「無駄じゃ」
私の思いを見透かしたかのように、幻魔斎の指の動きが強くなる。
「あひぃぃぃっ！！」
「気持ちいいんじゃろ？」
「っぁ･････く････ぅ････気持ちよく、なんか」
絶頂の余韻で腰を痙攣させながら、それでも私の心は屈服しない。
頭を押さえ込まれ、いいように口腔を陵辱される。
噛み千切ってやりたいのに、術をかけられた私の顎は動いてくれない。
「どうした、そんなに見つめて。早く犯して欲しいのかね？」
調子に乗るな！反抗の意志を込め、必死に睨み付ける。
「言わずともわかっておる。ほれお主のココはこの通りよ」
私の秘所をまさぐった幻魔斎の指が、ネチョネチョと音を立てながら顔に近づけられた。
違う。こんなの違う！私じゃないっ。
「麗忍などと粋がっておっても、所詮はタダのメス。身の程を知れ」
とうとう幻魔斎の剛直が突き立てられ絶叫してしまう。
と同時に幻魔斎の術が解けていることに気付く。
油断したな幻魔斎。このまま耐えつつチャンスを待つ。
お前は絶対に許さない。麗忍アスカは必ず勝つ！
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忍者大戦争 麗忍アスカ編 有村千佳 後編
